『茶房まんてん』

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本記事は弊社ライターがお店からのご依頼でお店に伺い商品・サービスの提供を得てインタビュー記事を作成しております。

2014年、岐阜県美濃加茂市にてオープンした「茶房まんてん」。明治元年に建てられた歴史ある建物を改築してできたオシャレなカフェスペースで、季節によって変化するこだわりのランチメニューと豆の香り引き立つコーヒーで至福のひと時を味わえるお店です。東海環状自動車道「美濃加茂IC」から山道を車で12分程走らせ、ようやく辿り着く場所ですが、地元の方だけではなく県外からのお客様も多いそうです。都会から離れ、大自然に囲まれたこの場所で、澄み切った美味しい空気と美味しい料理、そして心温まる接客を是非多くの皆さんに満喫してほしいです。

「まんてん」という店名は、夜になると星が綺麗に見える場所だから。澄んだ空気の中、山々の間から見えるまんてんの星空は、人の心を癒し、ただただ見入ってしまう美しさ。さらに、星空だけではなく、蛍の光もまんてんに。山から流れる綺麗な山水が、多くの蛍を元気に育てるため、6月になるとそれはそれは美しい風景が広がります。そのため、蛍の季節には夜間営業を行ない、上からの星の光と地上からの蛍の光でここでしか体験できない最高の光の空間を堪能できます。家族みんなで素敵な思い出を作れそうです☆

取材日は夏だったため新緑が美しい風景。夏だけでなく春には桜、秋には紅葉と季節ごとの顔を見せてくれる最高の場所。ここに立ち寄るだけで日本の四季をどこよりも満喫できるような気がします。（12月～3月までの冬季期間は営業していませんのでご注意ください。）ビルや道路が密集したコンクリートジャングルでは、季節を肌で感じる機会は多くありません。そのため、子どもたちを育てる環境にも本当に適していると思いました。本来当たり前であるはずのことが、当たり前でなくなっているこの時代だからこそ、このような場所の貴重さが分かります。

近くには、奇跡が起きる山と言われている「御殿山」や母乳の神様（乳岩観音）が祀られている「乳岩神社」などのパワースポットがあります。そのため、登山や神社へのお参りをしに来た観光客の方はこのお店に立ちより体の疲れを癒し、腹ごしらえをします。エアコンのない店内ですが、夏の猛暑の時期でも山からくる心地よい風で十分涼しく、都会のむしむしする暑さを感じずに快適に過ごすことができるため、長居する人が続出！居心地の良さは、飲食店にとって重要ポイント。エアコンの涼しさとはまた違う自然の涼しさの中でゆったりとした時間が送れますよ♪

日頃は若い奥様方がランチを楽しんだり、コーヒーや紅茶を飲んだりして、この場所を憩いの場として利用しています。木と畳の香りの中で風に揺れる緑を眺めながら、気の合う仲間と美味しい料理に舌つづみ。そのため、おのずと会話が弾み、ついつい時間を忘れてしまいます。驚くことに常連のお客様の中には、午前11時から閉店時間の午後3時にお店を出る方もいるそう。考えてもみれば、計4時間いても飽きないお店なんてそう滅多にあるものではありませんよね。多くの方の憩いの場になる理由が分かります。

【こだわりランチ】

値段：￥800（ドリンク付き：￥1,000）

ランチ内容は季節によって異なりますが、どれも新鮮な野菜やお魚を使ったアイデア料理です。お写真の料理は2018年の夏のランチメニュー。サーモンの握りのように見える鮮やかなピンクのお寿司は、実は生姜の握りでレモンと一緒にいただきます。生姜とレモンと聞くと辛くて酸っぱそうなイメージがあるかもしれませんが、酢飯と合わせることで一つ一つの味の個性が引き立ち、想像を超える味へと変化します。夏バテで食欲が出ないときでも、これだったらさっぱりと喉を通りますよ★

席からは常に自然光が差し込み、緑を見ながら、お食事が楽しめます。それらと鮮やかなお料理の色合いがインスタ映え間違いなしの撮影チャンス！是非ここに来た思い出をSNSを使ってアピールしてほしいですね♫そして、サラダ、煮物、揚げ物、お魚など、栄養バランスの取れた体に優しいメニューで、健康的なランチタイムを楽しんでください。食は体を作るエネルギーになります。普段、外食やインスタント食品ばかり摂っている方や育ち盛りのお子さまには、ここのお食事は本当にオススメですよ！

そうめんかぼちゃやジュウロクササゲなど、普段なかなか食べられないその季節ならではの野菜が様々な調理法でアレンジされ、上質なたんぱく質を摂ってもらうため、肉料理ではなく魚料理がメインで構成されています。また、白砂糖の代わりにくずきりを使い、化学調味料や添加物も一切使わない細かな料理のこだわりがこの中にたくさん詰まっています。手間暇と工夫、そして食材、味付け、こられ全てに手を抜くことなく、お客様に提供し続けてきたことで、今や知る人ぞ知る名店になりました。

店内には、懐かしさを感じる様々なインテリアや骨董品、可愛く並ぶ色とりどりのコーヒーカップなど、お料理以外にも見る楽しみがあります。大工の経験を持ち、骨董品が好きなご主人がお店を改築し、そこに私たちの目を楽しめるものを置いてくれているのです。このおもてなしの気持ちは、ここまで足を運んでくれるお客様への感謝の気持ち。「せっかく来てくれたのだから、ここで素敵な思い出を作ってあげたい」、このお店をオープンした時から常に抱くこの強い想いは、今もなおどんどん大きくなっています。

【御殿山～白山神社～】

冒頭でもご説明した「御殿山」。「御殿山キャンプ場」を通り過ぎ、山道を車で登っていくと登山道の入り口が見えてくるのですが、この山の頂上にある「白山神社」を目指し、多くの人がやってきます。なぜ多くの人がこの山に登るのか、それは「奇跡を起こす山」と言われているからです。この山を登山中に白い狐を見つけた不妊に悩むご夫婦が数ヶ月後に妊娠した例もあれば、宝くじが当たったという方もいるそうです。こんな噂が人伝いに広がっていき、今では「伝説の山」として認知され、登山客も増えています。

御殿山の白山神社は加賀の白山本宮 白山比咩大神の分神が祀られており、遠い昔、加賀の白山からお姫様が白雲に乗って二匹の大蛇をお供にして飛来され、今もここに住んでいると言い伝えられている神聖な場所です。入口から頂上の神社までは徒歩で約30分。その代わり頂上の景色はまさに絶景！！周辺の山々と大きな空に囲まれたとき、自分自身の小ささを感じました。奇跡を信じて、願い事を胸に登っていたはずの気持ちがこの大自然を目の前にした瞬間、自分自身を見つめ直すきっかけに変わります。不思議な感覚を味わった瞬間でした。

【乳岩神社】

周辺のパワースポットは御殿山だけではありません。最後にご紹介するのは「乳岩神社」。その昔、乳を求めた赤ちゃんが乳岩神社の水を飲んで泣き止んだという伝説がある乳岩観音様が祀られている神社です。ここに来るとお乳が出ないお母さんが母乳が出るようになると言い伝えられており、多くの方がお参りに訪れるほどの神聖な場所です。お乳のように膨らんでいる岩を見るとこの神社のパワーを感じます。今回ご紹介した白山神社と乳岩神社に守られるように建っている「茶房まんてん」だからこそ、おのずと人々が集まるのかもしれませんね。